信州五割そば TOPVALU

今回のレビューは

相当の期待を込めてのチャレンジです。
なんせ『五割そば』ですから。
最近、街のあちこちに『十割』を売りにする蕎麦屋が増えてきたように思います。
それも個人経営であろう店に多く見られる。
定年退職後の趣味が高じて…や、脱サラして…始めちゃいました的な店ですね。
ご存知の方も多いとは思いますが念のため書きます。

ちょっとウンチク

『十割』とは蕎麦粉が100%という意味。
つなぎの小麦粉を使用していないということ。
一般的な蕎麦は『ニハチ』と呼ばれ、小麦粉20%蕎麦粉80%。
立ち食いチェーン系は『逆ニハチ』などと侮蔑的に言われるほど蕎麦粉の使用比率は低く、実際には10%にも満たないのでは?などという噂もあります。
どうしてそもそも『十割』じゃないのか?
蕎麦粉より小麦粉のほうが安いというのももちろんですが、蕎麦粉だけだと千切れやすくなるデメリットがあることも大きい理由。
江戸時代の十割は茹でるのではなく蒸していた(その名残が『せいろ』という節もあります)くらい。
という背景の中で、この商品は五割。
コストと風味のバランスの微妙なところを突いてきてますね。

写真ではわかりにくかもしれませんが、「乱切り」であることもアピールされています。
『乱切り』のメリットは「手作り感」のアップもありますが、食感の良さにも効果があります。
太さが微妙にマチマチだと茹で加減にもバラつきが出ますが、蕎麦の場合はそれがかえって風味や食べごたえの上昇につながります。

お湯で一分茹で。
レンジもOK。
三食入りなので両方試しました。
五割そば2.JPG
写真はお湯で1分。
流水で冷やして『せいろ風』にしました。

いただきまーす

ウマい!
色もしっかり蕎麦色で、蕎麦粉のツブツブも見られます。
食感、風味も良好!
ここ15年位?レベル向上が著しい立ち食い系さえも超えてると思います。
乱切りが効果抜群です。
レンジアップもしてみました。
こちらは別に作ったつゆにあわせて『かけ』でいただきました。
温めムラもなく、全く問題なし。
また、半割りが出来るように真ん中が薄い状態で冷凍されています。
半分だけ食べたい時や鍋が小さい時などには便利ですが、少量ではあるものの短い麺が出てしまいます。
蕎麦は寿司と同様、もともとは江戸の庶民ファストフード。
技術習得は容易ではなく料理としての奥行きも深いので、時代に伴って高級寿司や蕎麦が出現したのも理解はできます。
しかし、やはり庶民がリーズナブルで気軽に楽しめるものも残して欲しい。
そういう点からもこの商品への期待が高まっていましたし、結果にも大満足です!

評価とコスト

【評価】   4.0
【コスト】  198円(三食入り)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク