ぶりフライ 極洋

今回のレビューは

秋も深まりましたので今回はコチラの冷凍食品。

『ぶりフライ』をレビューします。
鰤が美味しくなる季節ですのでチャレンジしてみたいと思います。


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「国産天然ぶり使用」との表記があります。

うんちく

鰤はもともと脂分の多い魚で、刺し身でというよりは照り焼きなどにして食べるのが一般的でした。
しかし現代は脂の多い魚のニーズが高く、また鰤しゃぶなどのブームも手伝って、生または生に近いレアで食べる人も増えています。
そして天然物の鰤は、養殖物に比べて脂が少ない。
そーなりますと養殖物のニーズが高まり、現在では天然・養殖の価格の差がほとんどない、または養殖の方が高い場合さえあります。

ぶりフライ2.jpg

正式名称は『あごだし香るぶりフライ』のようです。
『あご』=『とびうお』です。
西日本、特に九州では古くから一般的だったようですが、その強い味わいがウケてか、全国的によくみられるようになってきていますね。

ぶりフライ3.jpg

メーカーは極洋。
かつては日本水産、大洋漁業(現・マルハニチロ)とともに南氷洋や北洋において母船式捕鯨事業を展開する三大捕鯨会社の一つであった。〜wikipedia
だそうです。
冷凍食品というよりも業務用食材メーカーとしては結構名の知られた企業です。

ぶりフライ4.jpg

調理前。
大人ならふた口サイズでしょうか。
小さくはありません。
お弁当などに入れたらかなりの存在感になるでしょうね。

ぶりフライ6.jpg

完成。
衣にあごだしの魚介醤油だれがしみ込ませてありますので、見た感じでもサクサク感は少ない。
しかし冷凍コロッケなどの冷凍フライ系は、電子レンジ調理で衣のサクサク感を再現するのは難しいので、たれをしみ込ませる作戦は、かなりな頻度で使われる技ですね。
手軽に食べられるのでウレシイ側面もあります。

ぶりフライ7.jpg

割ってみました。
繊維がしっかり残っています。
揚げ物にするのですから、当然脂分の少ない部分を使っているのでしょう。

歯ごたえはイイですね。
身のしっかりした感じがわかります。
食べごたえも充分。
あごだしのたれも美味しい。
思ったより薄い味わいですが、何かを足したいほどではありません。
ご飯のおかずとしてはちょっと足りないかも?です。
そして鰤自体の味…う~ん、どうなんでしょう。
臭みとかは全くと言っていいほどないのですが、赤身の魚特有の鉄分のような臭いが強い。
その臭いは揚げ物にしたことで一段と強くなってるイメージがあります。
それが美味しいという方もたくさんいらっしゃるのでしょうから、一概にダメだと言いたいわけではありませんが、私はその点に対しての工夫をしてほしいなと感じます。

評価とコスト

【評価】  3.3
【コスト】 調査中

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