今回のレビューは
久々にチャーハンです。
パスタ同様、自分で作るのも、お店に食べに行く必要もないほどのクオリティが出揃っておりますね。
そんな中で、
『炒飯の極み』です。
「極み」とか「究極」って「美味しんぼ」の影響もあるのでしょうか、食品関係では安易に使われることの多い言葉ですが、高品質のものがたくさんある冷凍チャーハンにつけられると、なんだか気になってしまいます。
譚彦彬(たん ひこあき)氏です。
料理の鉄人などで有名な故・周富徳氏の幼馴染であり、修行仲間でもあり、周富徳氏が去った後の赤坂離宮をオーナーとして引き継いだ方ですね。
裏面。
商品名の下に「えび 五目XO醤」とありまして、その「五目」は鶏卵、たけのこ、小松菜、ネギ、豚肉。
小松菜がちょっと意外に?。
東京江戸川の小松川で品種改良で生まれた小松菜ですが、チンゲンサイと同じアブラナ科というのもあってか、中華では結構脇役を務めることが多いようです。
ひと袋が600gというボリューム。
コンビニのPB冷凍チャーハンはだいたい200gくらいで、大袋のメーカーものは450gくらい。
コンビニのものは1食分で大袋は2食分でしょうが、ヤング男子などからするとちょっと物足りないと感じる人もいるでしょう。
その点、コチラは1食300gですので食べ応えも意識しているのでしょうか?
そしてその300gで調理するのが最もうまく出来上がるように作られているようですね。
いきなり完成品です。
調理前の写真を撮り忘れました。
いただきまーす
アップにしてみます。
ご飯が白い!
最近のチャーハンはパラパラ度を増すために、卵と油をお米に絡ませるせいか黄色っぽいご飯が多いのですが、コチラの商品にその工夫は感じられません。
であってもしっかり程よくパラパラ。
もう、このクオリティを感じた時点で脱帽です。
そして小松菜が彩りにアクセントを添えています。
茎の部分のシャキシャキ感があれば文句なしでしょうが、その点は冷凍チャーハンの限界でしょう。
エビや豚肉、タケノコは見た目の存在感はありません。
しかし、食べてみると確実に味わいの一部を担っていて、高級感のあるハーモニーを奏でています。
そして味付け。
コレが本当に素晴らしい。
XO醤も主張しすぎず、塩味も絶妙。
高級本格中華にありがちな小難しい中華のクセもなく、食べ飽きない味わいです。
チキンライスやサイコロステーキピラフなども美味しいですが、この王道中華チャーハンの品質には毎度ながら驚かされてばかりです。
まさに「極み」という言葉、「単商品と比較して」という意味ではなく、「ひとつの究極」という意味で理解できます。
余談
ちなみに今回、
『カップヌードル リッチ 贅沢とろみフカヒレスープ味』と共にいただきました。
「カップヌードル史上最高級の贅沢スープ」と謳うフカヒレスープとの相性も抜群でした。
評価とコスト
評価 4.0
コスト 426円