今回のレビューは
輸入食材を多く取り扱うスーパーで出会った一品。
ブリトーです。
セブン・イレブンが販売しているブリトーのルーツです。
メキシコ料理ではタコ(タコス)に次ぐくらいのメジャーなもの。
ちなみにタコスのスは複数形のS。
なのでメキシコでは通常タコスではなくタコと言います。
隣国アメリカでも大人気。
何かの抗議のプラカードで
「移民(不法入国者)がいなけりゃブリトーも食べられないぞ」
というのを見たこともあります。
結構な大きさがあります。
何かと比較すればよかったですね。
一般的な春巻きよりもひと回り大きめ、飲食店などで出されるおしぼりくらいでしょうか。
輸入品かとおもいきや、バレンシア有限会社が”製造者”になっていますね。
HPが見当たらないので詳しくはわかりませんが、メキシコ食材の輸入販売をしている会社みたいです。
メキシコなのに何故バレンシア?なのかも気にはなります。
電子レンジで2分温めるとの説明がありますが、説明はそれだけ。
袋のままでいいのか、お皿に移すならラップをするのか…?
袋のままは失敗が怖いので、お皿に移して軽くラップをして温めました。
レンジの中でけっこう膨らみます…ってことはやはり袋から出して温めたのが正解でしょうか。
破裂も怖いので、1分40秒位で電子レンジから出しました。
外に出すとすぐに萎みますが、元より小さく縮むような様子はありませんでした。
(汚い切り方でスミマセン)
中身はチリコンカルネ。
こちらもメキシコ料理の超メジャー品ですね。
「chile con carne」と書くのですが、スペイン語的には「チリコンカルネ」で、英語圏では「チリコンカーニー」や略して「チリ」、日本では「チリコンカーン」とか「チリコンカン」などとも言われます。
言葉の意味としては「肉入りトウガラシ」なんですが、そんなに辛いこともありません。
で、キドニービーンズといういんげん豆が入っているのが一般的です。
いただきまーす
電子レンジ調理が短かったせいか、アツアツではありませんが、猫舌の私にはむしろ程よい温かさで温めムラもありません。
トルティーヤの食感も良いですね。
実は一番心配していたのがこのトルティーヤ。
料理などに使う際も、ちょっと放置すると部分的に乾いてしまうほどデリケート。
なので、冷凍からの解凍、しかも調理済みというハードルは厳しいかな?と思っていましたが、全く違和感はありません。
サイドの折り込まれている部分も固くなっていません。
さすがはメキシコ食材に慣れきっている?メーカーさんです。
チリコンカルネも美味しい。
こちらは保存性も高いので劣化などは気にしていませんでしたが、無駄なものがなく味のバランスがメキシコ料理そのままです。
メキシコ料理に関してのあくまでも一般論ですが、日本人向けに作るとなるとどーしてもコクというか出汁的なものを足したくなってくる。
たとえばチリコンカルネには味噌を入れたほうが、日本人的には正解なバランスとなる。
しかしその出汁感が足りないのが、メキシコなど暑い地域の料理の特徴でもあるんです。
その点このチリコンカルネは完全にメキシコ流です。
エラソーにすみません。
ボリュームもちょうどいいですね。
少なすぎませんし、食べ飽きしない丁度いい大きさです。
大手メーカーの冷凍食品と比較するとコスパ面では厳しいですが、おそらく小ロットで作っているのでしょうし、この手作り感なら充分に納得できる範囲です。
確かチリコンカルネだけでなく「ビーフ」などもあったはず。
いずれそちらもチャレンジしてみたいです。
評価とコスト
【評価】 3.8
【コスト】 432